伏見人形・成田屋人形

管理番号
007-008
撮影時期
令和2年10月(昭和60年3月製作品/西暦2020年)
提供者
北野 信義

昭和60年3月製作の品。伏見人形には様々の作品があるが、成田屋人形は異色である。
この人形は江戸の歌舞伎役者7代目市川団十郎が江戸追放から赦免されて再び江戸帰参の土産に十八番の「助六、暫、矢の根」の三個一組の伏見人形を割松原に創製注文した。その後、12代目市川団十郎襲名興行にあたり成田屋人形を割松屋の原型により菱屋で制作したものである。全国の土人形の原型とも言われる伏見人形。
伏見人形は粘土をこね、型に入れて成形し、素焼・彩色したもので、「伏見人形は割れて地元の伏見の土になる」。
伏見人形には多くの種類があり、後世に残されている。